楽音堂のジャズ&古本日記

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マイルス・デイビス/ブラック・ビューティー

1970年6月17日~20日にロックの殿堂「フィルモア・イースト」で連続4日間行われた伝説のライヴ音源の公式盤である。

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■パーソネル Steve Grossman – tenor and soprano sax, flute Chick CoreaFender Rhodes electric piano Keith JarrettFender Contempo Organ Dave Holland – acoustic and electric bass Jack DeJohnette – drums Airto Moreira – percussion, cuica

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後になるとトランペットを吹かずにオルガンでメンバーに指示することが多くなるマイルスだが、ここでは前面にたってバンドをリードする。そのソロは火が噴くように熱い。エレクトリック・ピアノチック・コリアに加え、オルガン奏者としてキース・ジャレットを参加させ、ツイン・キーボード体制で臨んでいる。エレピ対オルガンといっても、ハードに歪みまくった過激な音色同士お互い激しくぶつかり合う壮絶な闘い。 チック・コリアの変幻自在なリード・キーボードに対して、キース・ジャレットがワウも加えたファンキーなリズムでグルーヴを増幅させる。取り憑かれたように執拗に刻み続けるキースのリズムが凄い。 サックスにはスティーヴ・グロスマン、ベースにデイヴ・ホランド、ドラムはジャック・ディジョネットという最強の布陣。 アイアートのパーカッションも鬼気迫っており、バンド全体にスパイスを振りまいている。 https://item.mercari.com/jp/m91844541600